風の色

東日本大震災慰霊行脚/宮城県仙台市若林区荒浜
2021.11.16


今でも鮮明に思い出す。
3月11日、午後2時46分、聞き慣れない携帯電話からの緊急地震速報音。
その瞬間、激しくそして長い横揺。
それは、三陸沖を震源とする国内観測史上最大のマグニチュード9の大地震。
ふり返れば、様々な思いが去来します。
余りにも多く失われた尊い命、そして地域の伝統、風土が一瞬にして失われた現実。
あの綺麗な沿岸部の風景は何処にも見あたらない。
未だに「あの日」さえなかったらといつも思う。
東日本大震災以前と同じ生活にみんなは戻りたいと思っている。
あの幸せな普通の日々に。


3.11以後、僧侶が出来ることは何だろうと自問自答を続けてきました
青年僧時代はがむしゃらに復興の一助として、肉体系ボランティア、被災地の方とのお茶飲みサロンを定期的に行ってきました
青年僧としての活動を終えましたが、被災地の傷は癒えておりません
自問自答してきた答えとして、有志と慰霊碑行脚をスタートすることにしました
数年前からはじめた慰霊行脚も3年目、その記録を少しずつ載せていたきたいと思います
※画像は青年僧時代のものです


第1回 東日本大震災慰霊行脚/宮城県仙台市若林区荒浜
宮城県仙台市若林区荒浜中丁36-32地先
https://goo.gl/maps/93u13TcHFnK4pcxX7