風の色

綿帽子
2021.11.18


11月11日、日蓮聖人尊像に「綿帽子」を被せました。
「綿帽子」は、「小松原法難(こまつばらほうなん)」に由来します。
小松原法難とは、1246年、小松原(現在の千葉県鴨川市)にて、日蓮聖人が、東条景信(地頭)たちに襲撃された事件のことです
この襲撃で日蓮聖人を守り、鏡忍坊(弟子)と工藤吉隆公(信者)は殉死し、命からがら逃げ延びた日蓮聖人も、腕を折られ額に刀傷を負いました
その後、洞窟にに身を潜め、血だらけの体を井戸の水洗い、からだを休めました
たまたま洞窟を通りかかった老婆はその姿を見て、自分のかぶっていた綿帽子を日蓮聖人に差出し「傷口に風を当てては痛みます、どうぞこれで寒さをおしのぎ下さい」と渡したと伝えられています
これが、日蓮聖人像への綿帽子の由来となりました
寒さが厳しくなる季節は額の傷が痛むことから、毎年、綿帽子を被られておられたと伝えられています。
当寺の綿帽子期間は、小松原法難会(11月11日)から、釈尊降誕会(4月8日)までおつけしております。
生前の日蓮聖人のことを思い、みなさんもお仏壇のお祖師様に給仕の誠をお尽くしいたしましょう。

天野喜孝氏「法華経画」
2021.10.09


「ファイナルファンタジー」のイラストで有名な天野喜孝氏の曼荼羅が完成しました
私自身、この法華経画プロジェクトに関わっており、完成した時は感慨深かったです
このプロジェクトに関わる動画UPされていました
ぼやけてますがが、実は私も映っております
https://youtu.be/4i8rfZncZAQ

怪談和尚・三木大雲上人
2021.09.29


毎年、秋に怪談説法をお願いしていたお上人がいます
その名は怪談和尚こと「三木大雲」上人
私の修行時代からの付き合いのある同級生のお坊さんです
今ではテレビでも見かけるお馴染みの有名人となりました
怪談説法もコロナ禍で開催が難しいですが、また会いたいですね

彼の半生が綴られていました
有名な宝くじで1億5000万円当たった話もありました
使い道の話もリアルでしたね
中々面白かったです
文春オンライン
https://bunshun.jp/articles/-/47540

パンフレットを作成しました
2021.09.18


昭和に建てられた当寺院は私で三代目です
親しみやすく仏教と触れ合える場所でありたいと思っています
新しい、時代にあったお寺のかたちを模索しています

★パンプレット制作
STRAWK様
https://strawk.jp/

新型コロナ退散祈願
2021.09.13


先日、日蓮宗の(修法師)祈祷師が集まり、新型コロナの早期収束祈願をしてきました
岩手県の日蓮宗全寺院に特大疫病祈願札が祭られることとなります
新型コロナ退散祈願札にお参りして早期収束を皆で祈りましょう

浄行堂 (タワシ地蔵)
2021.09.09


当寺院内の紹介をしていこうと思います
当寺院で一番お参りが一番多いお地蔵様のお話です

★浄行堂の縁起  

堂内に安置の佛像は自然石で彫ったものでその名を浄行菩薩といいます。
この浄行菩薩の由来は、法華経の中に説かれています。末法の時代(濁悪な世相)に煩悩五欲に染まった衆生を救済する役割を与えられた四人の菩薩の内第三番目の菩薩です。
特にこの浄行菩薩は水の徳をもって人々の汚れを清浄にする霊験ある神秘な力を持つとされています。
この浄行菩薩の立像は、当山が水澤日蓮宗教会所であった頃、水澤の篤信者によって昭和七年に奉納されたものです。
かつて奥州街道脇(現在の山門付近)の涌き水が出たところに小さな祠に祀られておりましたが、昭和四十三年にこの地へ移転して今日に至っています。
俗称「タワシ地蔵」と称して多く庶民信仰を集めていました。
治癒して欲しい部分に相当する所をそばにあった涌き井戸から清水を桶に汲み取りその水でお題目を唱えながらタワシで撫でて祈願したら平癒したという霊験が伝えられています。
 
―浄行菩薩立像の後背に刻まれた金石文―
宗祖六百五十遠忌祈念
昭和七年旧四月八日開眼
南無三名浄行菩薩
水澤日蓮宗教会所主 / 大林瑞覚代
建立奉納者 / 青木勇治 / 水澤町大町
石工 / 仙台市孝勝寺前 佐藤真吉刻

名刺を作りました
2021.08.27


住職となり、6年目です
名刺を頂くことが多くなり、初めての名刺作りでした
シンプルに自己紹介できるデザインを考えて頂きました
紺色の名刺が気に入っております

★名刺制作
STRAWK様
https://strawk.jp/

盆明け
2021.08.17


令和3年のお盆は雨天が続く、肌寒いお盆でした
昨日は長袖を着て、送り火です
息子が送り火の担当となって早数年、送り火を見ながら、成長を感じつつ、ご先祖様へ感謝をしました
実は、岩手のお盆は8月いっぱいまであります
「二十日盆」「晦日盆」とあるんです
スローライフな岩手は、ご先祖様になってもスローライフなのでしょうね
ゆっくりしていって下さい

風の色、はじめます
2021.08.09


大分、お待たせしました
住職ブログ、「風の色」はじめます

「風の色」は、岩手県奥州市水沢の小さなお寺「妙法寺」からお伝えします
混沌としたの世の中だからこそ、小さなお寺はみんなの小さなしあわせを探していきたいと思います

末筆に、、、
このHPが出来上がるまでにご協力を頂いたすべてのご縁に感謝します

★ホームページイラスト
山本さん
★ホームページ制作
STRAWK様
https://strawk.jp/

「こころといのちの相談所」
妙法寺住職 合掌