風の色

石楠花
2022.05.17


先日、山歩きが好きだったご先祖様に石楠花(しゃくなげ)の供養がありました
「荘厳」という花言葉を意味するよう位牌壇にお供えさせていただきました

風の色(三十七)
2022.05.15

風の色(三十七)
つい先日まで、何故か心境の変化であろう。
朝の勤行前に、足の向くまま散歩していた。
五時半~六時に始める朝勤に間に合うためには四時半には起きなければならない。
夜明け前の冷気に身がしまるのを感じながら駅前にさしかかった時、数人のご婦人がビニール袋と小さな箒を持ち無言で清掃されている。
別な方は、路上に投げ出されている自転車を駐輪場に運んで整頓されている。
また、別な日には、お一人のご婦人が、公園に通じる大通りの歩道を清掃されていた。
薄暗い中で見たこのような光景に自然に掌を合わせずにおれなかった。
駅前が普段からきれいになっていることを改めて深く心に刻むと同時に気が付かなかった自分を恥じもした。
このような夜も明けない暗い中で黙々と清行に励んでいることなど殆どの方々が知らないでいると思う。
そこには単なろボランティア活動を越えた布施行の一分である身施(しんせ)を実践されているのである。
身施とは、身をもって仕事をさせて頂き、それを心から喜んで行うことである。
勿論その報いなどを求めない清い心を指していろものである。
ご本佛様のはからいか、この早朝の散歩からこうした尊いお姿を拝すろことができたことで、この娑婆国土も浄土の中に包まれていることを体験させて頂いた。
日蓮聖人は「佛道とは人の振る舞いにて候」と示されている。
身施も大切な振る舞いである。
短い間ではあったが、爽やかな早朝の日々を頂いたことをご本佛様に感謝している。
そして改めて、心向き一つで人の振る舞いが決まることを学ばせて頂いた。

人生相談 / 病気 : 岩手県奥州市
2022.05.12

【過去事例】人生相談依頼
急なめまいと嘔吐で数日仕事を休んでいる娘が心配とのことでした
病院は内科から耳鼻科と2ヶ所診察を受けましたが、原因不明とのことでした
運命鑑定にて病気の経過を診断しました
40代女性からの依頼でした
人生相談 / 病気 : 岩手県奥州市

ペット納骨 / 猫(雑種) : 岩手県奥州市
2022.05.10

【過去事例】ペット供養依頼
飼い猫の異変に気付いたのは歩き方だったそうです
糖尿病にかかり10年の早すぎる死でした
早く病気に気付いてあげられれば・・・と泣きながら話しておりました
家族みんなで沢山の花を用意して納骨法要をしました
50代女性からの依頼でした
ペット納骨 / 猫(雑種) : 岩手県奥州市

風の色(三十六)
2022.05.08

風の色(三十六) 
最近、何時とはなしに心の中でこんなことを呟いている。
『今、おまえは、人生の中で何か心の中に大切な忘れ物をしていないか』と。
いつものように朝勤を終えて部屋に戻り、着替えをしていろ時に、何故か懐かしい師父の姿が思い浮かんだ。
私が幼い頃のことであろ。
今は亡き師父が、山菜採りのためによく営林署のトロッコで出かけていた。
帰ってくると必ず山菜以外のものを手にしていた。
それは道すがら周辺に捨てられた金具のようなもので、ネジとかボルトといった機械類の部品のようなものが多かったが、その中で特に珍しい大きな健があった。
まるでこれを宝物のように大切に磨いてしまっていた。
今も物置の奥の引き出しに格納されていると思うが、当時は、高邁で厳格な師父の姿からは想像もできず、何となく私の童心に繁がっているようで妙な気持ちだったことを覚えている。
何も役立たないものなのにどうして集めていたのか未だもってわからない。
しかし、いつかきっと役に立つ大切なものと信じていたのかも知れない。
ところで、私に『何か忘れ物をしていないか』と、問うその心の主は果たして誰か、その心の主に出会えばきっと忘れ物の箱の中にある見事な宝物を見せて呉れるに違いないと思った。
そして、その箱を開ける鍵こそ私の生き方の中で見つけなければならないことを。
法華経には、存在する総てのものは、一つとして役立たないものは無いと説いている。
今、日頃から心の主を訪ねていない自分を見つめている。

水子供養 / 堕胎 : 岩手県花巻市
2022.05.06

【過去事例】水子供養
結納を済ませ、過去を清算したいと相談に来ました
10代の頃に堕胎したことがずっと気になっており、謝りたいから供養したいとのことでした
結婚前提でお付き合いしているかたも一緒に来られ、手を合わせ焼香をしました
30代女性からの依頼でした
水子供養 / 堕胎 : 岩手県花巻市

祈祷 / 頭痛祈祷 : 岩手県奥州市
2022.05.03

【過去事例】祈祷依頼
原因不明と診断された頭痛で悩まれていました
日蓮宗秘法の頭痛封じを行いました
百会のツボを刺激する古来からの伝統祈祷法です
40代女性からの依頼でした
祈祷 / 頭痛祈祷 : 岩手県奥州市

風の色(三十五)
2022.05.01

風の色(三十五)
先日、久しぶりに本堂の掃除を行った。
およそ半日くらいかかった。
今春までは、自称、寺女(てらおんな)の妻が行っていたが、四月からは、卒業した息子が自坊に奉職するようになったので、専ら息子の仕事になった。
たまたま彼が研修のために不在中ということで、私が買ってでたのである。
ある同門のご住職に云わせれば、本堂の清掃、特にも御宝前だけは絶対に他人に任せないとのことである。
ある意味では専門的な清掃技術を要するものではあるが、必ずしもそうとは言い切れない。
むしろ、御本尊様の棲まわれる宝殿とその前庭を渾身込めて御給仕したいという求道心の発露と受け止めている。
さて、清掃も半ば正座で太鼓の拭き掃除にかかった。
普通にしぼった雑巾で太鼓の胴周りから置き台を拭いていたが、雑巾の水分が一瞬にして吸い摂られていくので驚いた。
かなり太鼓や置き台そのものが渇ききっていたものと思う。
何故かふとその手が止まった。
懐かしい古い本堂でのことが蘇ってきたからである。
小さい頃も、やはり半日くらいかかったと思う。
この太鼓もその当時からのもので、雑巾が擦り切れるくらい必死に磨いたことが瞼に浮かんできた。
しばし向き合っている太鼓から、「初心に帰れ」と諭されているような気分で、妙にも心の中は勿論のこと、辺り一面までが浄土にように感じられた。
太鼓は、非情の物とはいえ遠い過去からお題目を通じて我々を黙々として見つめてきたものであるからおのずから魂を宿している。
この日の本堂掃除から、その魂に触れるという有り難い経験を積ませて頂いた

大太鼓開眼入魂
2022.04.28


ご縁あった太鼓に魂入れをしました
本堂内で百日ほどお経を唱えさせて頂きました
「毒鼓の縁」の如くお題目を打ち鳴らします

【毒鼓の意味】
毒鼓とは毒を塗った太鼓のことです
この音を耳にした者は、皆亡くなると言われました
この亡くなるとは「煩悩が消滅する」ことの譬えでなのです
煩悩が無くなることで仏の道を歩むのです

人生相談 / 発達障害 : 岩手県盛岡市
2022.04.26

【過去事例】人生相談依頼
アスペルガー症候群と診断された高校生と母親が二人で来寺されました
対人関係、家族関係、将来について沢山話して頂きました
運命鑑定にて指導しました
40代女性からの依頼でした
人生相談 / 発達障害 : 岩手県盛岡市