風の色

祈りと信仰(四十四)
2023.09.24

祈りと信仰(四十四)
最近の朝は気温が下がり肌寒い。
朝勤中、曙光が本堂の入口正面に差し、そのかすかな温かみが、丁度私の背後の障子を通して感じられる此の頃です。
今朝もその障子の外で頻りに刷るような音が読経中の耳に入ってきた。
言うまでもなく、御寶前での勤行は清浄で曇りない心を頂けるから有り難い。
それが済むと境内の墓地や当山守護の諸天善神に法味を言上する慣わしなのでお題目を唱えながらその障子を開けたその瞬間まぶしい陽光に包まれ、眼前には沢山のトンボが障子にはりついたり翔んだりしていた。
もっと驚いたのは、足元の回廊と階段に沢山のトンボが正面を向いて不動の姿で留まっているのです。
このような神秘的な光景は始めて体験することで、まるで無数の佛様と倶に浄土に住まわして頂いているようで何か目頭が熱くなってきた。
形こそ違え生きとし生きる命が法界の中で感応し会う喜びを味わい、同時に、まさに、「お陰様で生かされている」事への感謝と、内なる佛心が自然にはたらきかける信仰の有り難さを感じさせられたのです。
その一方、人間界だけでいくら覚りを開こうと思っていても、また成佛しようと思っても難しいことを知らされた。
法華経の世界観は、この地球どころか宇宙のあらゆるものが根源なる命(ご本佛)から生成して、その分身としてそれぞれの価値をもって存在していると説いている。
従って、トンボに限らず草木やあらゆる命も私たち凡夫と同様に助け合って成佛あらしめるようにこの世に存在していると観なければ浄土も存在しないことになる。
実は、今問題の切実な環境浄化の原点もここにあると思うが、
「心浄ければ土も浄し」とはこの事と思わしめている。

令和5年ペット慰霊祭
2023.09.23


法要は、皆様に優しく手を合わせて頂き、また、あたたかな気持ちでの焼香に、我々より先に旅立っていったあの子達も嬉しく想っていると思います
皆様方、ご参列ありがとう御座いました。

秋彼岸お中日はペット慰霊祭
2023.09.22


9月23日はペット慰霊祭です
13時から開始します
亡きペット(家族)に手を合わせましょう
『言葉は通じ合わなくとも心は通じ合ったあの日、あの時の感謝の気持ちを伝えましょう』
※宗旨・宗派を問いません

人生相談 / 体調不良 : 岩手県一関市
2023.09.21

【過去事例】人生相談依頼
関東へ転勤してから体調が悪いとのことでした
大きな病院で検査しても異常が無いとのことです
通勤時、カラスが必ず睨んでくる、周りの音が大きく聞こえる
このままでは仕事も手につかない状態でした
この体調不良がいつまで続くのか不安で仕方が無いと言うことでした
運命鑑定にて、本人の体調を調べてみました
50代男性からの依頼でした
人生相談 / 体調不良 : 岩手県一関市

水子供養 / 流産 : 岩手県奥州市
2023.09.19

【過去事例】水子供養
第2子を授かったとき、昨年の流産を思い出して、自然とお寺に足が向いたそうです
喜びとともに、また、流産したらどうしようという怖さがこみ上げました
夫婦で水子供養をした事で心が落ち着き、第2子目を無事出産されたと報告を頂きました
20代女性からの依頼でした
水子供養 / 流産 : 岩手県奥州市

祈りと信仰(四十三)
2023.09.17

祈りと信仰(四十三)
私たち凡夫にとって、この世において一体よりよい生き方とは何か、また人生の目的とは何でしょうか。
誰しも、自分の望みどおりに暮らせたら何のわずらうことがありませんし、これ程の浄土はありません。
しかしながら三毒五欲に染まった我々が日々に悩まずして暮らせるはずも無いのです。
それだけに私どもの心に映るこの世は無常ではかなく、よけいに苦しみが多いと感ずるのも極めて当然なことと申せましょう。
そこで、このような末世にどう生きたらよいかを釈尊は法華経に託しておかれました。
それは、菩薩行であり、たやすく言えば世のため人のために尽くす振る舞いのことですが、この一言で言い切ってしまうほど容易なことではありません。
普段から私どもは、互いに何かの役割をもってこの世に尽くしつつ生かされております。
このこと自体が菩薩行に外なりませんが、正直言って真に心から生き甲斐を感じるまでに至っていないのは何故でしょうか。
それはきっと、信仰の姿と人生の生き方がちぐはぐなところから生じているような気がしてなりませんが。

ペット納骨 / 犬(柴犬) : 岩手県奥州市
2023.09.14

【過去事例】ペット供養依頼
乳がんで14歳の生涯でした
息子が高校生のころに飼い始め、実家を出て行った後、夫婦で世話をしたそうです
上目遣いの眼が忘れられないと、涙を流しておりました
60代女性からの依頼でした
ペット納骨 / 犬(柴犬) : 岩手県奥州市

祈祷 / 家祈祷 : 岩手県奥州市
2023.09.12

【過去事例】祈祷依頼
中古物件に引っ越してから、体調不良が続き相談に来られました
状況を確認すべく、家屋を確認しに行きました
大変綺麗で、築年数が新しい物件でした
色々と調べていく内に、家屋を建てた新婚夫婦が離婚をしており、解決のヒントとなりました
依頼主と日時を決め、家祈祷行いました
40代夫婦からの依頼でした
祈祷 / 家祈祷 : 岩手県奥州市

祈りと信仰(四十二)
2023.09.10

祈りと信仰(四十二)
普段の私の日課は、朝の勤行、そして出勤、学校での仕事を済ませ、帰宅すると、山のようにお寺の仕事が待ち受けています。
そんな中で、心休まる日といえば束の間、時に色々なストレスから来る葛藤や我が侭な心が起こる事が多いです。
でもどんなにあがいても、結句、此の道は三世(過去・現在・未来)に渡って佛様から頂いたものと思うようになってきました。
それは、正しいお題目の功徳によって頂いた本佛の心であると信じています。
辛い悲しいことがあってもそれを素直に頂く、これによって過去世での罪を滅する事が出来たら有り難く思うことがようやく身に滲みて参りました。
まして、お題目の信仰を疑ったり、そしったりしたら今まで積んだ功徳は一瞬にして消え失せるとの経文をもってしきりに恥ずべし恥ずべしと日蓮聖人は、門弟や信者の方にお示しになっております。
この世で法華経信仰を持つということは容易な事ではありませんが、末法濁世に生きる我々の真に心安らむ境地(釈尊のお命を生きる浄土)を欲するなら一心に祈るお題目修行しかないのです。

人生相談 / 離婚問題 : 岩手県北上市
2023.09.07

【過去事例】人生相談依頼
離婚して、慰謝料も取りたいと相談されました
夫は、所有している不動産に愛人を匿っている噂があり、堪忍袋の緒が切れたとのことでした
離婚できるか運命鑑定しました
70代女性からの依頼でした
人生相談 / 離婚問題 : 岩手県北上市