風の色
- 「パワースポット」天符張り替え(結界)
- 2024.12.29
★天符(てんぷ)=結界とは
幣束は遠い昔から日本人が持っている神々への畏敬の念と、恵み多き自然の中で生かされている事への感謝の思いから生まれたと言われています
和紙を作法に従って切り開いて折り、木や竹に挟んで立てたり、しめ縄に吊して神の依代(よりしろ)やご神体とするモノです
天符は、しめ縄を周囲と十字に張り神仏を祀る結界です
中央の「天」は宇宙の中心を表し、四隅に東西南北に四天王(持国天・増長天・広目天。毘沙門天)を配置します
十字ラインに宇宙惑星を表し七五三の幣束を配置します
周囲には古代インドの天文学の起源とされる二十八宿を配置します
このように天符とは、仏教の世界観と人知を越えた宇宙パワーを諸天善神に表し、神格化された聖域となります
幣束の祀られる場所は神仏の魂が宿る空間であり、我々の命の根源である「パワースポット」なのです■岩手県日蓮宗青年会主催
天符研修会