風の色

水子供養 / 堕胎 : 岩手県奥州市
2023.01.31

【過去事例】水子供養
20年前から年に一度水子供養をしている女性がいます
結婚前に堕胎した事を後悔し、自分の子供を授かったことをきっかけにお参りに来るようになりました
命は尊さを学び、母となり、亡き子のため一心に手を合わせ続けています
60代女性からの依頼でした
水子供養 / 堕胎 : 岩手県奥州市

祈りと信仰(十一)
2023.01.29

祈りと信仰(十一)
かつて、日本の総理大臣が国政の舵取りを誤らないために、日頃から精神を鍛え平常心を身につけるため鎌倉まで出掛けて坐禅を組んだことは、新聞や雑誌などで既に知られている。
今風で云うと実に「カッコイイ」のである。
また、会社の幹部研修や一般に知識人といわれている人々の中にも、好んで坐禅が取り入れられている。
何か不思議な魅力があるようだ。確かに、静寂のままに自己との徹底した葛藤を通じて真の佛心を会得するに違いないが、むしろ、独房で従容として壁に向かっている死刑囚の姿の方が遥かに真実味があり嘘が無い。
要するに短期間で坐禅を修練して人間の精神活動が佛心と同様な状態であるかのような錯覚を起こしているだけである。
こういう現象を、ある禅の師家が「平常心」というより「横着心」と一刀両断している。
所で、我々は、他人事のようにこの「横着心」を笑っておれない。
今の世の中、何でも面倒臭がる傾向にある。
その場の窮地を免れるために出来るだけ楽する方途を探すように出来ている。
金銭一つで事足りる傾向が氾濫しているのが好い例である。
それが昂じて更に手抜きである。
楽することと手抜きは異曲同工である。
特に今は家庭(特に親子の関係)や教育に手抜きが波及しつつある。
何はともあれ、これだけは歯止めしなければなるまい。
「横着心」に付ける薬は無いが、せめて勧んで無心の菩薩行(世の為人の為に自分の身命を惜しまず尽くす行為)に精進するにこしたことはない。
まして、信心に手抜きなどがあつたら元もこもない。

祈祷 / 合格祈願 : 岩手県奥州市
2023.01.26

【過去事例】祈祷依頼
受験生だけどゲームばかりしている息子に喝を入れて欲しい!と来寺しました
希望校合格祈祷後、受験の大切さを法話しました
40代女性からの依頼でした
祈祷 / 合格祈願 : 岩手県奥州市

人生相談 / 不動産購入 : 岩手県奥州市
2023.01.24

【過去事例】人生相談依頼
隣に住んでいる高齢の方が、息子さんのところへ移住すると言うことで、自宅と土地を買って欲しいと相談されました
以前より事業展開のため不動産確保を考えていました
購入する土地の災い障りなど調べるため運命鑑定しました
40代男性からの依頼でした
人生相談 / 不動産購入 : 岩手県奥州市

祈りと信仰(十)
2023.01.22

祈りと信仰(十)
今の世界情勢は激変の一途を辿っている。
特にソ連のゴルバチョフ大統領がペレストロイカ(改革・世直しの意)を提唱してから早五年の歳月が流れようとしている。
東欧諸国も西欧に目を向けはじめた。そこに共通する人々の心は自由で開かれた政治と豊かな社会への憧れを示している。
さて、世界は、時々刻々飢餓で尊い命を失っていく国もあれば、わが国のように世界一の金持ち国もある。
かつて二十数年前のこと、繁栄の絶頂にあったアメリカ合衆国の或る市民が、崩れゆく家庭の有様を見て、「すべてはお金が物語っている」と。漏らした言葉は、今の私たち日本人にとって他人ごととして済まされまい。
金銭欲の裏では、家庭の崩壊、無軌道で自由な振る舞いの氾濫、陰湿な犯罪、教育の荒廃等々行く末を恐れぬものはない。
実は、ソ連や東欧諸国も同様な問題に悩んでいる。とすれば、今や世界の人が心のペレストロイカを自己に問わなければならない時と思う。
所で、釈尊やキリストやマホメットが今の世界をご覧になったらどのように言われるだろうか。
どの聖人も口を揃えて「我々の時代と何一つ変わっていない」と言われるに違いない。
そして「人類の歴史は時間と共に同じことを繰り返していたに過ぎない」と。
或る著名な方が、この世の乱れは「宗教」が発展しないのが原因と言った。
果たしてそうだろうか。
もともと「宗教」なるものは発展するものでなくいつでもどこでも永遠に存在するものである。
もともと汝自身が関わらないだけである。
信仰は、まさにその存在を解く鍵と言える。