風の色
- お会式清興/奥野流富士麓行山鹿踊奉納
- 2024.10.08
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奥州市水沢佐倉河に伝わる奥野流富士麓行山鹿踊
(ふじふもとぎょうざんししおどり)
同鹿踊は1889(明治22)年に佐倉河の栃の木地区に伝わったとされる。
1953年には旧佐倉河村の無形民俗文化財に指定され
同鹿踊は、胆沢の都鳥とともに鹿頭が大きくササラも長大であることから、踊りの方は荘重で能舞の如しと言われ、足の型も足裏を見せない踊りとなっているという。
装束は、袴が市松模様と一川(富士麓流の創始者飛鳥川常利が一番弟子に伝えたのが一川といわれる)
前幕の咽印は赤の九曜紋
踊りは大きく分けて3つの型があり、「三光の舞」は日天月天星天の三光をかたどり、厳粛な際に踊る。
「礼舞」は入り込み前の儀礼として踊る。
「役踊り」は八人組の踊りの三人狂い、鉄砲踊り、案山子踊り、三人鹿島、雌鹿隠しなど。
このうち、案山子踊りでは中立ちの口が開いて案山子の笠を加えるという特徴がある。