風の色

お会式清興 / 上幅庭田植踊
2025.10.10


 上幅庭田植踊の口伝によれば、弘長2年(1262)、この庭田植えを高山掃部長者に見せたところ、「めでためでた」で踊って入ってくのが良いということで、一番の折り紙をつけられ、それを誇りとして今まで伝承されてきたという。
「胆沢型」に分類される予祝芸能で、田起こしに始まり、御倉への収納までを 奴鞨鼓の踊りと朳摺と弥十郎の掛け合いで演じ、神々に豊作を印象付け約束させようとするものである。